ケアマネージャーの試験は、年々合格率が下がり2016年度の第19回ではついに13.1%になりました。100人受験して、13人程度しか合格しないという難関です。
国家資格の介護福祉士が約5~60%の合格率であることを考えれば、どれほど狭き門か分かると思います。全国的に数が足りていないと言われているケアマネージャーの試験がこんなに難しくてどうやって担い手を増やしていくのかと疑問に思いますが、泣き言をいっても試験は簡単にはなりません。出題範囲は広範にわたりますので、覚えなければいけないことは沢山あります。
では、どのように対策をすればいいのでしょうか。まず考えなければいけないことは、全て覚える必要はないということです。要は、合格すればいいのです。60問中35問正解すれば合格ラインなので、必ずしも満点を目指す必要はないのです。簡単に言えば、36点を取ればいいのです。なので、何度勉強しても頭に入らない苦手分野を克服していくより、確実に点が取れる得意分野に注力した方が効率的かもしれません。
ただ一分野でも0点を出すとその時点で失格ですので、苦手な分野でも1問くらいは正解するようにしておきましょう。満点で合格しても最低点で合格しても、合格してしまえば同じ免許を持つことができるのです。
限られた時間で勉強しているはずですので、最短距離を目指して勉強しましょう。過去問を解き、自分の得手不得手の傾向を探り、合格ラインと対比させながらどの分野を伸ばすか、どの分野を諦めるか、常に検証しながら効率よく合格することを考えましょう。